だんだん暑くなってきましたね!
僕は高校生の頃から、学校に弁当を持参しています。
でも、夏になって暑くなると弁当が傷みやすくなって食中毒とか心配ですよね。
お昼に外出が許されていればコンビニや外食で済ませればいいけど、お金を極力使いたくないのが正直なところ。
今回は、夏に弁当を持参するにあたって、傷みにくくする方法をまとめてみました!
ぜひ参考にしてください!
まずは食中毒になる原因を知ろう!
食中毒になるには当然条件があります!
食虫毒の原因菌は暖かくてジメジメしたところで多く繁殖します。
菌の繁殖が最も活発なのは、温度36℃、湿度60以上です。
この条件を含めて、具体的に弁当の作り方を見ていきましょう。
腐りにくい弁当の作り方
それでは実際に、どのように弁当を作ればいいのか見ていきます。
弁当を作る際に一番気にするべきなのは湿度!
簡単に言うと、水っぽいものが腐りやすいことになります。
生モノや煮物なんかが傷みやすいのはこれが原因ですね!
湿度に関しては、以下のポイントで対策していきます。
- おかずはしっかり加熱しましょう!
- ご飯やおかずは粗熱をとって冷ましてから弁当箱に入れましょう。
- 野菜などを洗った場合はキッチンぺーパーで水気をとりましょう。
- お握りはラップよりもアルミホイルで包みましょう。
ポイントのタイトルだけで内容は大体察せると思いますが一個一個解説していきます。
必要でなければ飛ばしてください。
湿度のポイント①:おかずはしっかり加熱する!
食中毒の原因菌の多くは75℃で1分以上加熱すれば死滅します。
生もので、特にハンバーグなどの混ぜて加工した肉のおかずは、食品の内部にまで細菌が入り込んでいる可能性があるので、念入りに加熱しましょう。
湿度のポイント②:ご飯やおかずは粗熱をとって冷ましてから弁当箱に入れる。
これは温度もそうなんですが、温かいまま弁当箱に入れてしまうと湯気が水滴になって湿度が上がってしまいます。
もしくは、詰めてから蓋をせずに冷ます方法でもよいでしょう。
湿度のポイント③:野菜などを洗った場合はキッチンぺーパーで水気をとる。
野菜などは使う前に水で洗うと思いますが、しっかり拭いておかなければ当然湿度が上がります。
ミニトマトはヘタを取り除いて拭く必要があります。
生野菜は避け、野菜炒めなどでしっかり加熱したものを入れるならこの手間は省けるでしょう。
湿度のポイント④:お握りはラップよりもアルミホイルで包む。
ラップだと、密閉されてしまうためアルミホイルがいいです。
アルミホイルだと完全にお握りを閉じ込めないので、通気性がよく、湿度を調節できます。
弁当を持ち運ぶときには温度を気にしましょう!
「作り方で気を付ければもう大丈夫!」とはいかないですよね。
温度に関しては、以下のポイントで対策していきます。
- 弁当を入れる鞄に要注意!
- 会社や学校についたら鞄から弁当を出しておく。
- 保冷剤と一緒に運ぶ。
これらについても一個一個解説していきます。
温度のポイント①:弁当を入れる鞄に要注意!
移動の際は、当然鞄などに入れて持ち運ぶと思いますが、鞄の中は熱がこもりやすくなります。
特に黒い鞄は熱がこもりやすいので注意が必要です。
温度のポイント②:会社や学校についたら鞄から弁当を出しておく。
温度のポイント①の繰り返しになりますが、鞄の中は熱がこもりやすいです。
会社や学校についたら鞄から弁当を出しておくとよいでしょう。
部屋の中で冷房が効いていればなお傷みにくいのは言うまでもないですかね。
温度のポイント②:保冷剤と一緒に運ぶ。
保冷剤をお弁当箱の上や横にくっつけて布で包んだり、一緒にお弁当箱入れの中に入れるだけで大丈夫です。保冷バッグがあるとなお良いですね。
もしくは、お弁当を作り終わった後、蓋をするまでの間に保冷剤をお弁当箱の底に当てておくのもおすすめです。しばらく置いていると、お弁当箱全体がヒンヤリしてきますよ。
お酢の殺菌効果を生かそう!
お酢が殺菌効果あるのは有名な話ですね。
それでは具体的にどうすれば効率がいいのか見ていきましょう。
- 弁当箱を拭く
- ご飯を炊く際にお酢を入れる
それでは一個一個解説していきます。
お酢ポイント①:弁当箱を拭く
これはプラスチックの弁当箱限定ですが、清潔なキッチンペーパーにお酢を含ませ、お弁当箱を拭きます。
アルミ製のものは腐食の恐れがあるので、お酢で拭くのはNGです。
お酢のにおいが気になるかと思いますが、10分もすればなくなりますので心配いりません。
お酢ポイント②:ご飯を炊く際にお酢を入れる
お弁当のご飯には、炊飯時にお酢を入れて(米1合に対し酢小さじ1)炊くのもおススメです。
酢の酸味は飛んでしまうのでほとんどなく、ご飯にお酢の成分のみが残るので、食中毒菌の増殖防止の効果が期待できます。
後、お酢は醸造酢を使いましょう。
味付けは濃いめにする
お酢は有名ですが、実は塩にも殺菌効果があります。
そのため、夏の弁当のおかずには比較的濃く、塩分が多めのものを選ぶことが効果的なんです。
もちろん塩分の取り過ぎはよくないですが、夏場はミネラルが不足しがちなので多少多く摂取するくらいがちょうどよいです。
(スポーツドリンクに塩分が入っていたり、夏場に塩飴をなめましょうと聞いたことありますよね!)
でも、普段から濃い味付けなら気を付けて下さい!
梅干しを使う
お酢や塩の話に付随しますが、梅干しに多く含まれているクエン酸は殺菌作用があります。お握りなどの具は梅干しがおすすめです。
しかし、どの種類の梅干しでも効果があるわけではありません。
現在、スーパーなどで手にする梅干しは健康志向化などの影響によって
減塩やハチミツ漬けなどの甘い梅干しは塩分濃度が昔の梅干しの半分程になっています。
脱塩したときに風味、成分も損なわれ、クエン酸含有量も少ない為、
防腐効果がないどころか、梅干本体すら冷蔵庫に入れないと腐ってしまうのです。。
※ 塩分濃度が18%以上にすれば常温でも腐らないそうです。
さらに、梅干しの防腐効果は梅干しに触れている部分しか効果がありません。
おにぎりやお弁当に入れる場合はただ入れるのではなく、混ぜ込むのがおすすめです。
【この食材に注意!】傷みやすい食材は?
ここでは傷みやすいものとその理由をみていきましょう。
生野菜、果物
洗った時の水気をとる作業が大変ですし、食材事態におおく水分を含んでいるのでNGです。
チャーハン・混ぜご飯・丼
具や調味料で味付けをしたご飯は腐りやすくなるので要注意です。特に具材に卵を使っていると、食中毒になる可能性が高くなりますよ。夏場に入れるのは避けましょう。
ちなみに、コレ、ご飯だけではなくパスタや冷やし中華、うどん、そうめん、焼きそば等の麺類も同じです。具として何かを混ぜ込むのはNG。麺類をお弁当にする時は、具、麺、スープを分け、食べる直前で混ぜるようにしましょう。
逆に混ぜても大丈夫なものは、海苔、青のり、ゆかり、ふりかけ、ごまなど常温保存できる乾物系や梅干しなどですね。
練り物・加工食品・乳製品
お弁当のおかずにそのまま入れがちな練り製品や加工製品ですが、実はよく食中毒の原因になる製品です。お弁当に入れる時は、必ず加熱して中に火を通しましょう。
あと、キャラ弁で大活躍なチーズ等の乳製品も夏場は傷みやすいです。よく変な匂いが発生しますので、要注意ですよ。
煮物・ポテトサラダ・マカロニサラダ
これらも水分を多く含んでいます。
イモ類などは避けたいですね。
生魚・生肉
これは皆さんご存じの通り。避けましょう。
【この食材はOK】傷みにくいおかずは?
ダメな例ばかり挙げていても「じゃー何入れればいいの!!」ってなりますよねw
では、傷みにくいものを見ていきましょう。
肉のシソ巻き
醤油、みりん、砂糖でしっかり味付けをすれば大丈夫です!
キンピラ
水分が少なく味付けもしっかりされたキンピラはおすすめです!
野菜も取れて良いですね!
生姜焼き
生姜も腐敗を防いでくれる食べ物です。味付けもしっかりしていればなお良いですね!
揚げ物
揚げ物は仲までしっかりと熱が入るので、傷みにくいメニューの代表です。唐揚げの他に、エビフライ、天ぷら、豚カツ等もよいですね。
ただし、コロッケだけは中身にがじゃがいもで傷みやすくなりますので、注意してくださいね。あと、豚カツのソースも最初から付けるのでなく、食べる直前に付けるようにしないといけません。
調理器具も清潔に!
スポンジにも細菌はいます。
「洗剤を付ければ大丈夫」と思っているあなた!
スポンジにも細菌はいますよ!
スポンジは使い終わったら、風通しの良いところに干し、しっかり乾燥させましょう。
弁当箱や調理器具を消毒しましょう。
プラスチックの弁当箱をお酢で拭くことは前記しましたが、調理器具も消毒が必要です。
一番良いのは、洗った後に熱湯をかけて殺菌することです。熱に弱い素材の物は、薄めた塩素系の漂白剤に漬け置きすれば殺菌できます。
お弁当のふたの溝やパッキンなど、細かい部分も入念に洗ってくださいね。
特に蓋のパッキンは細菌が繁殖しやすいので、念入りに消毒しましょう。
素手で盛り付けはNGです。
手には目に見えない菌がたくさんついています。
調理後の食材には手で直接触れず、盛りつけも清潔な菜箸を使うのが基本中の基本です。
おにぎりは素手で握らず、ラップで包んで握るのが安全です。握るときに塩をまぶすと、抗菌作用が高まるのでおすすめです。
まとめ
夏に弁当を持っていきたい人が、何に気を付ければいいのかまとめました。
注意すべき点はたくさんありますが、大切なのは温度と湿度です。
その二つを考えていればこのブログであげた大半のことが満たせているでしょう。
それでは楽しい夏を過ごしましょう。